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【9/6(金)21:30】米8月雇用統計発表、今回の注目ポイントは?
公開日:2019年09月05日
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注:本ページ内における経済指標の予想数値は原稿作成時点でのものであり変動する可能性があります。
発表時間は9月6日(金)21:30となります。
今回の米雇用統計は・・・
(米)8月非農業部門雇用者数変化[前月比]
前回:+16.4万人
予想:+15.9万人
(米)8月 失業率
前回:3.7%
予想:3.7%
(米)8月 平均時給[前月比]
前回:+0.3%
予想:+0.3%
(米)8月 平均時給[前年同月比]
前回:+3.2%
予想:+3.1%
◎今回の雇用統計、マーケットは?
「米中懸念」という名の“リスク回避姿勢”が席巻したマーケット…。先週初(先月26日)にドル円は、“年初来安値更新(104.444円)”への急落を見せました。しかし1日に実際に「対中関税第4弾」が発動、中国側もすぐさま「報復関税を賦課」となっても、“サプライズ感”はそれほど台頭しませんでした。“想定通り(織り込み済)”といってしまえばそれまでですが、“下値は限定”されており、そのまま「米雇用統計」へと向かうかに見られました。
ところが3日、“サプライズ”が跳び出しました。米8月ISM製造業景況指数は事前予想ならびに前月を大きく下回る“49.1”へと低下し、構成項目も新規受注・雇用等が揃って“50割れ”となったからです。好況/不況の分かれ目とされる50を下回るのは実に“2016年8月以来”であり、冒頭で記した「米中懸念」とも相俟って、「米景気後退(リセッション)懸念」が高まりつつあります。
こうした状況下、今回の米雇用統計は行われます。事前予想は「非農業部門雇用者数(NFP:+15.9万人)/失業率(3.7%)/平均時給(前月比:+0.3%/前年同月比:+3.1%)」となっていますので、まずはここからの“乖離具合”が注目されるところです。
米雇用統計前には出揃うものの、本稿執筆時点では「その他の前哨戦(ADP雇用統計/ISM非製造業景況指数)」はまだ明らかにされておりません。このため“思惑先行”になりやすい中、「10月初めに米中通商協議開催で合意」と伝わっており、マーケットは“リスク選好(リスク回避の巻き戻し)”に傾斜している印象があります。
金利先物で見た「9月利下げの可能性」は、本稿執筆時では再び“100%(25bp:99.6%、50bp:0.4%)”となっています。このため米雇用統計の結果によって“大きく揺らぐ”といった可能性は考えづらいかもしれませんが、しかし“思惑の乖離”を懸念せざるを得ない状況下で発表されるのも、事実です。準備万端整えて、発表の時を迎えて欲しいところです。
米雇用統計(以下、雇用統計)とは?
米雇用統計とは、失業率とNFP(nonfarm payrolls:非農業部門雇用者数)を中心に、製造業就業者数・小売業就業者数・週労働時間・平均時給など10数項目が発表される、為替マーケットで最も注目される経済指標の一つです。NFPの大きな特徴として事前予想と実際に発表された数値が掛け離れた結果になる事が少なくないことが挙げられます。そのためレートが乱高下し、一瞬の値動きで損失が拡大してしまうこともございますので、建玉をお持ちのお客様におかれましては自動決済(ロスカット)または追加証拠金発生に備えた建玉の調整、前もって逆指値等(※)を設定、あるいは十分に余裕資金をお預けいただく等の対応策を講じていただきますようお願い申し上げます。 ※逆指値は、ティックが飛んだ場合には指定した価格と乖離した価格にて約定する場合があります。
先月の雇用統計結果とレート推移
過去2ヶ月分雇用統計発表時のドル/円高安表(Bid)
(事前予想) |
(事前予想) |
[前月比] 結果 (事前予想) |
[前年同月比] 結果 (事前予想) |
|
---|---|---|---|---|
8月2日 発表 (7月分) |
+16.4万人 (+16.4万人) |
3.7% (3.7%) |
+0.3% (+0.2%) |
+3.1% (+3.2%) |
発表直前・直後の レート差異(注1) |
騰落幅(注2) | |||
108.028円(21:29) ↓ 108.340円(21:30) (+0.312円) |
108.028円(21:29) ↓ 108.619円(23:22) (+0.591円) |
|||
(事前予想) |
(事前予想) |
[前月比] 結果 (事前予想) |
[前年同月比] 結果 (事前予想) |
|
7月5日 発表 (6月分) |
+22.4万人 (+16.0万人) |
3.7% (3.6%) |
+0.2% (+0.3%) |
+3.1% (+3.2%) |
発表直前・直後の レート差異(注1) |
騰落幅(注2) | |||
108.028円(21:29) ↓ 108.340円(21:30) (+0.312円) |
108.028円(21:29) ↓ 108.619円(23:22) (+0.591円) |
注1:発表直前・直後レートのレート差異は、米雇用統計発表前後の計10分間での最高値もしくは最安値の差分です。 注2:騰落幅は、発表30分前から発表2時間30分後までの最高値もしくは最安値の差分です。 |
・各種情報の内容については万全を期しておりますが、断定的判断を提供するものではありません。 ・上記指標結果に、修正があった場合は修正値を記載しています。 ・これらの情報によって生じたいかなる損害についても当社は一切責任を負いかねます。 ・実際の売買における最終判断はご自身で行ってください。 ・相場急変時・指標発表時および市場の流動性が低下した場合など、やむをえずスプレッドを拡大させていただく場合がございますが、極力早いタイミングで元の水準に戻すよう努めております。 ・逆指値の値段設定次第では、スリッページが発生する事が考えられます。 |