FX・CFD・証券取引のことならマネーパートナーズ -外為を誠実に-

YEN蔵の外国為替見聞録

最新の記事

メキシコペソ/円は8円付近がポイント

2024年08月19日

新興国通貨 四本値 フィボナッチリトレースメント ピボットポイント


【年後半に利下げか】
トルコ中銀は3月に政策金利を50%に引き上げて以来政策金利を据え置いている。中銀はインフレの状況が悪化する場合は引き上げもありうるとの姿勢を示している。ただ現時点でのインフレ率は落ち着いており20日の会合では据え置きが予想されている。
ロイターの調査によるとエコノミスト14人が予想する年末の政策金利の予想は45%となっており、利下げ時期としては10月から25年第1四半期となっている。

USD/TRY 日足BIDチャート

先週のドルリラは33.3484~33.6809のレンジで0.36%の上昇となった。33.35付近がサポートとなり33.35~33.75のレンジを予想する。

TRY/JPY 日足BIDチャート

先週のリラ円は4.343~4.425円のレンジで0.53%の上昇となった。4.3円付近がサポートとなっており4.3~4.45円のレンジを予想する。


【ランド円が急反発】
13日に発表された第2四半期の失業率は33.5%となり3四半期連続で上昇した。失業率は21年第4四半期に35.3%と過去最高になった。
ロイター調査によると、9月19日の南アフリカ中央銀行の会合で0.25%の利下げが行われる可能性が高まっている。26人のエコノミストのうち19人が0.25%の引き下げで政策金利を8%とすると予想している。前回7月の会合では4人が据え置きを、2人が0.25%の利下げを主張した。

USD/ZAR 週足BIDチャート

先週のドルランドは17.84~18.3074のレンジで2.37%の下落となった。ドルランドは直近安値の17.85付近を下抜けしつつある。このレベルを完全に下抜けすると17.40付近への下落を予想する。

ZAR/JPY 週足BIDチャート

先週のランド円は7.987~8.306円のレンジで3.42%の上昇となった。リスクオンの動きでクロス円が上昇する中でランド円も大きく上昇した。8.28円が直近レンジの半値戻しでここを完全に抜ける61.8%戻しの8.44円付近がターゲットになる。


【ペソ円は8円付近がポイント】
11日にロドリゲス・メキシコ中銀総裁はインフレ率の上昇は短期的であり、見通し通りであれば追加利下げを検討する可能性があると述べた。中銀は利下げを行った8日の声明で年末のインフレ率予想を4%から4.4%に引き上げている。ただ25年第4四半期は3%±1%という中銀のインフレターゲットに収まるという見通しは据え置いている。
ロドリゲス総裁は物価動向は重大な進展が見られたとしながらも、インフレを目標範囲に収める上で試練に直面しており、総合インフレ率の3%目標へ向けた秩序ある持続的な収斂を促進するのに必要な措置を講じると述べた。

USD/MXN 日足BIDチャート

先週のドルペソは18.5885~19.0941のレンジで1.12%の下落となった。ペソ高が続いているが18.50ペソ付近のサポートが重要で、ここを抜ける場合は18.20付近への下落、サポートする場合は18.50~19ペソのレンジを予想する。

MXN/JPY 週足BIDチャート

先週のペソ円は7.677~8.003円のレンジで1.94%の上昇となった。下落前のサポートレベル8.05円付近が短期的なレジスタンスと思われ、ここが抜けないと7.65~8.05円のレンジ、上抜けすれば8.25円付近への上昇を予想する。

このページの先頭へ

このページの先頭へ

プロフィール

  • 著者近影 YEN蔵(田代岳)(えんぞう(たしろがく))
    投資情報配信を主業務とする株式会社ADVANCE代表取締役。 米系のシティバンク、英系のスタンダード・チャータード銀行と外資系銀行にて、20年以上、外国為替ディーラーとして活躍。 為替を中心に株式、債券、商品、仮想通貨と幅広くマーケットをカバーして、分かりやすい解説を行っている。

FX取引(外国為替証拠金取引)、商品CFD取引、証券取引、および暗号資産CFD取引(暗号資産関連店頭デリバティブ取引)に関するご注意


【パートナーズFXおよびパートナーズFXnano】
パートナーズFXおよびパートナーズFXnanoは、取引時の価格またはスワップポイントの変動、およびスワップポイントは支払いとなる場合があることにより、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があります。パートナーズFXおよびパートナーズFXnanoの取引に必要な証拠金は、取引の額の4%以上の額で、証拠金の約25倍までの取引が可能です。法人コースの建玉必要証拠金金額は原則、一般社団法人金融先物取引業協会が算出した通貨ペアごとの為替リスク想定比率を取引の額に乗じて得た額とします。為替リスク想定比率とは、金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第31項第1号に規定される定量的計算モデルを用い算出します。但し、一般社団法人金融先物取引業協会が為替リスク想定比率を算出していない通貨ペアにつきましては、一般社団法人金融先物取引業協会と同様の算出方法にて当社が算出した為替リスク想定比率を使用しております。取引手数料は無料です。なお、外貨両替については1通貨あたり0.20円、受渡取引については1通貨あたり0.10円の手数料をいただきます。

【CFD-Metals】
CFD-Metalsは、取引時の価格またはスワップポイントの変動、およびスワップポイントは支払いとなる場合があることにより、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があります。CFD-Metalsの取引に必要な証拠金は、取引の額の5%以上の額で、証拠金の約20倍までの取引が可能です。

【証券】
国内上場有価証券の売買等に当たっては、最大で約定代金の2.75%の手数料(消費税込み)、最低手数料は取引形態等により異なり最大で2,750円(消費税込み)をいただきます。有価証券のお預りが無く、一定期間証券口座のご利用が無い場合等は、別紙 ①「手数料等のご案内」に記載の 証券口座維持管理手数料1,100円(消費税込み)をいただきます。国内上場有価証券等は、株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等および有価証券の発行者等の信用状況(財務・経営状況を含む)の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれ(元本欠損リスク)があります。

【暗号資産CFD】
暗号資産は法定通貨(本邦通貨又は外国通貨)ではなく、特定の者によりその価値を保証されているものではありません。暗号資産は、代価の弁済を受ける者の同意がある場合に限り代価の弁済に使用することができます。暗号資産CFDは、取引時の価格の変動により、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があります。暗号資産CFDの取引に必要な証拠金は、取引の額の50%以上の額で、証拠金の約2倍までの取引が可能です。取引にあたり、営業日をまたいで建玉を保有した場合にはレバレッジ手数料が発生します。

取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

〈商号〉株式会社マネーパートナーズ(金融商品取引業者・商品先物取引業者)
〈金融商品取引業の登録番号〉関東財務局長(金商)第2028号
〈加入協会〉日本証券業協会 一般社団法人金融先物取引業協会 日本商品先物取引協会 一般社団法人日本暗号資産等取引業協会

このページの先頭へ