新興国通貨 四本値 フィボナッチリトレースメント ピボットポイント
【年後半に利下げか】
トルコ中銀は3月に政策金利を50%に引き上げて以来政策金利を据え置いている。中銀はインフレの状況が悪化する場合は引き上げもありうるとの姿勢を示している。ただ現時点でのインフレ率は落ち着いており20日の会合では据え置きが予想されている。
ロイターの調査によるとエコノミスト14人が予想する年末の政策金利の予想は45%となっており、利下げ時期としては10月から25年第1四半期となっている。
USD/TRY 日足BIDチャート
先週のドルリラは33.3484~33.6809のレンジで0.36%の上昇となった。33.35付近がサポートとなり33.35~33.75のレンジを予想する。
TRY/JPY 日足BIDチャート
先週のリラ円は4.343~4.425円のレンジで0.53%の上昇となった。4.3円付近がサポートとなっており4.3~4.45円のレンジを予想する。
【ランド円が急反発】
13日に発表された第2四半期の失業率は33.5%となり3四半期連続で上昇した。失業率は21年第4四半期に35.3%と過去最高になった。
ロイター調査によると、9月19日の南アフリカ中央銀行の会合で0.25%の利下げが行われる可能性が高まっている。26人のエコノミストのうち19人が0.25%の引き下げで政策金利を8%とすると予想している。前回7月の会合では4人が据え置きを、2人が0.25%の利下げを主張した。
USD/ZAR 週足BIDチャート
先週のドルランドは17.84~18.3074のレンジで2.37%の下落となった。ドルランドは直近安値の17.85付近を下抜けしつつある。このレベルを完全に下抜けすると17.40付近への下落を予想する。
ZAR/JPY 週足BIDチャート
先週のランド円は7.987~8.306円のレンジで3.42%の上昇となった。リスクオンの動きでクロス円が上昇する中でランド円も大きく上昇した。8.28円が直近レンジの半値戻しでここを完全に抜ける61.8%戻しの8.44円付近がターゲットになる。
【ペソ円は8円付近がポイント】
11日にロドリゲス・メキシコ中銀総裁はインフレ率の上昇は短期的であり、見通し通りであれば追加利下げを検討する可能性があると述べた。中銀は利下げを行った8日の声明で年末のインフレ率予想を4%から4.4%に引き上げている。ただ25年第4四半期は3%±1%という中銀のインフレターゲットに収まるという見通しは据え置いている。
ロドリゲス総裁は物価動向は重大な進展が見られたとしながらも、インフレを目標範囲に収める上で試練に直面しており、総合インフレ率の3%目標へ向けた秩序ある持続的な収斂を促進するのに必要な措置を講じると述べた。
USD/MXN 日足BIDチャート
先週のドルペソは18.5885~19.0941のレンジで1.12%の下落となった。ペソ高が続いているが18.50ペソ付近のサポートが重要で、ここを抜ける場合は18.20付近への下落、サポートする場合は18.50~19ペソのレンジを予想する。
MXN/JPY 週足BIDチャート
先週のペソ円は7.677~8.003円のレンジで1.94%の上昇となった。下落前のサポートレベル8.05円付近が短期的なレジスタンスと思われ、ここが抜けないと7.65~8.05円のレンジ、上抜けすれば8.25円付近への上昇を予想する。
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